3DS研究所

homebrew・CFW全般

野良ciaインストールの危険性

初めに

今回は、安易にciaをインストールすることの危険性について話します。記事に書いてあるまま、人に勧められるままにciaをインストールしたことはありませんか?実は、これは結構危険な行為です。

具体例

有名なhomebrewに偽装

homebrewのほとんどはオープンソースです。これは便利な反面、偽のソフトが出回る危険性があります。これらは、ソフトを起動することによって、何らかの意図しない動作を起こす場合があります。
今回は例として、Checkpointというhomebrewに偽装したプログラムを作成しました。以下の動画では、再起動後にNANDのロードに失敗していることが分かります。

NANDタイトルと同じtitleIDに設定されたソフト

これは、前述の偽装homebrewよりも危険です。全てのソフトはtitleIDで識別されるため、NANDタイトルとtitleIDが一致するものをインストールした場合、インストールするだけで本体が起動出来なくなることがあります。

対策

出処が明確でないものをインストールしない

日本の3DSユーザーは、ソースコードも含め、アップローダーでファイルを共有する傾向があります。匿名性が保たれるため、中には怪しいファイルも少なくありません。できる限り、出処が明確であるソフト(GitHubの公式リポジトリなど)を使用するようにしましょう。

NANDのバックアップをとる

実際、バックアップを省略したり、バックアップファイルを削除してしまう人が多い印象です。NANDが破損しても、バックアップファイルがあれば復元可能です。必ず残しておくようにしましょう。